命令『ワイルドマッチ』と『一致』を使うとワイルドカードを使ったマッチが行えます。
書式は『AをBでワイルドマッチ』です。以下のプログラムを実行すると、「abcd」が表示されます。
「abcdefg」を「*d」でワイルドマッチ。
表示。# abcd
書式の『AをBでワイルドマッチ』の引数Aに変数を使った場合は、変数Aのマッチした部分までを切り取ります。
単語=「abcdefg」
単語を「*d」でワイルドマッチ。
それを表示。# abcd
単語を表示。# efg
『一致』命令の書式は『AがBに一致』です。これは以下のように使います。
もし、「abcdef」が「a*f」に一致するならば
「一致」と表示。
違えば
「不一致」と表示。
メタ文字の一覧です。基本的にVBの"Like"の上位互換になっています。
? : 任意の1文字
* : 任意の複数文字(0文字以上)
# : 任意の数字1文字
[str] : str に指定した文字のどれか1文字
[!str] : str に指定した以外の文字のどれか1文字
[*str] : str に指定した文字の0回以上の繰り返し(!の併用可)
[+str] : str に指定した文字の1回以上の繰り返し(!の併用可)
[=ab|cd] : ab か cd のどちらかの文字列
(str) : str にマッチした文字列を PickupStr に抜き出す
\ : シーケンス記号、\\ \* \? で、二文字目の文字を表す
\n=改行 \t=タブ
以下使用例です。
pattern str Result PickStr
---------------- ------------------ --------- -----------------
ab?d abcd True
no.##-#### no.12-3456 True
*cde abcde True
(*ス) アイス True アイス
[A-Z]eer Beer True
[!A-Z]eer Beer False
([*あ-ん])い たい True た
[+あ-ん]s s False
([=あけまして|誕生日])おめでとう 誕生日おめでとう True 誕生日