『繰り返し』構文を利用すると、面白い幾何学模様を描画することができます。
先ほど習った「繰り返し」構文を使うと、面白い模様の絵を描くことができます。
例えば、次のプログラムは、円を規則正しく画面いっぱいに描画します。CYを0から4まで繰り返す
CXを0から9まで繰り返す
X = CX * 50
Y = CY * 50
円(X, Y, X+50, Y+50)
これを実行すると、10×5の円が描画されます。
←実行したところ
へぇ〜。
『繰り返す』構文を二重に使うこともできるんですね。
え〜っと、0から4まで繰り返しの中に、0から9までがあるので、
5×10回=50回の繰り返しがあるんですね。そうです。これを『繰り返し』構文を使わずに描いたら、
大変なことになりますからね。
ところで、赤色とか、青色とかは、原色しか使えないのは不便なので、
『RGB』命令を覚えましょう。
下のプログラムは、赤から白へのグラデーションを描画するプログラムです。Rを0から255まで繰り返す
線色は、RGB(255, R, R)
線(R, 0, R, 400)
これを実行すると、下のようにきれいなグラデーションが描画されます。
RGB命令は、『RGB(赤, 緑, 青)』のように使います。
それぞれ、0〜255の数値を指定して、
赤 = 0〜255
緑 = 0〜255
青 = 0〜255
のように色を指定します。
光の三原色で、RGB(0,0,0)は黒で、RGB(255,255,255)は白です。
ここまでの知識を生かして不思議な模様をいくつか描いてみましょう。 こういうのってやりだしたら止まらなくなりそうですね。 線太さは1
W = 50
CYを0から4まで繰り返す
CXを0から7まで繰り返す
X = CX * W
Y = CY * W
線色は赤色
線(X,Y,X+W,Y+W)
線(X+W,Y,X,Y+W)
CZを0から5まで繰り返す
塗り色はRGB(200-CZ*15,200-CZ*20,255)
線色は塗り色
Z = CZ * 3
円(X+Z, Y+Z, X+W-Z, Y+W-Z)
塗り色は白色
四角(X+10,Y+10,X+W-10,Y+W-10)
←実行結果
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