数値


 なでしこで扱うことができるのは、整数と実数です。

変数の宣言


整数・実数の変数を使うには、以下のように宣言します。

Aとは整数。
Bとは数値。

位取り(SI単位)


数値の後に、SI単位(cやk、または、万や百万)を書くと、
位取りされて数値が指定できます。

A=5k
Aを表示。# 5000が表示される
B=3千
Bを表示。# 3000が表示される

(注意)あくまでも位取りのための補助機能なので、『5千6百3十』のような指定はできません!

●単位一覧

  (’十',10)
  (’D',10)
  (’百',100)
  (’h',100)
  (’千',1000)
  (’k',1000)
  (’万',10000)
  (’M' ,1000000)
  (’億',100000000)
  (’B' ,1)
  (’KB',1024)
  (’MB',1024*1024)
  (’GB',1099511627776)//1024^4

  (’割',0.1)
  (’d',0.1)
  (’分',0.01)
  (’c',0.01)
  (’厘',0.001)
  (’m',0.01)
  (’μ',0.01)

単位


数値の後に、'個','円','つ','本','冊','メートル','ドット'を書くと
これを単位とみなします。
単位はあくまでもコメントのようなもので、あってもなくても
同じ動作をします。

計算の正確さ


なでしこの内部では、Borland Delphi Extended 型(10バイト)を使って計算を行っています。
これは、(3.6 x 10^-4951 から 1.1 x 10^4932) の範囲の数値を扱うことができます。
但し、浮動小数点型ですので、大きすぎたり小さすぎたりする計算を行う場合には、
その計算精度が落ちますので注意してください。